はじめに…
前回、「端午の節句」でもお話しましたが、年間の五つの節句を「五節句」といいます。この節句の「節」というのは季節の変わり目のことで、暦の中で奇数の重なる日を取り出して行事が行われるものです。
7月7日は「七夕」(たなばた)
「七夕」と言えば、天の川を隔てて会うことができなくなった織姫と彦星が一年に一度だけ会うことができるというロマンチックな星物語が有名です。
毎年7月7日の夜に、願い事を書いた色とりどりの短冊や七夕飾りを笹の葉につるして星に祈る習慣として親しまれています。
五節句による正しい呼び方は「七夕」(しちせき)です。
そこで今回は、七夕のいろいろな意味のある中から「短冊」について、中医学の視点から少しお話いたします。
短冊の意味
初めは五色の糸を飾っていたそうです…江戸時代になって五色の短冊が使われるようになったそうです。
五色は「青・赤・黄・白・黒(紫)」を指し、古代中国の陰陽五行説に基づいたとされていて、「陰・陽」は相反する二面性の「7・7」の意味を持ち、「五行説」は以下の通りです。
↓↓↓↓↓(五行説の一部抜粋)
青=木=肝
赤=火=心
黄=土=脾
白=金=肺
黒=水=腎
簡単ですいません…要は魔除けの行事ということです。
でも、五臓六腑は元気にしておかなければなりませんネ…気になる方はお気軽にご相談ください。