はじめに…
節句の「節」というのは、季節の変わり目のことです。暦の中で奇数の重なる日を取り出して、奇数の陽が重なると陰になるとして、邪気を祓う避邪(ひじゃ)の行事から行われたものとされております。
年間の五つの節句を「五節句」といい、以下の通りです。
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人日(じんじつ) 正月七日
上巳(じょうし) 三月三日
端午(たんご) 五月五日
七夕(しちせき) 七月七日
重陽(ちょうよう) 九月九日
五月五日は、みなさん、ご存じの「端午の節句」
男の子のいるご家庭では、鯉のぼりを立て、五月人形を飾り、菖蒲湯に入ったり、柏餅を食べたりします。
そこで今回は、これらの伝統行事について少し解説いたします。
①鯉のぼり
鯉のぼりは立身出世の象徴といわれ、古代中国の伝統に由来して、黄河上流に竜門という滝があり、鯉だけがのぼり切って龍に化身するという故事から、鯉は出世魚と呼ばれ登竜門伝説が生まれたそうです。現在では「将来は立派な人になってくれよ」という親の願いを具体化したものといえるでしょう。
②五月人形
鎧・兜・刀・弓は戦いに使うものですが、自分の身を守るためという意味もあります。
③菖蒲
菖蒲は入浴に使われますが、武を尊ぶため「尚武」が大切と考え、菖蒲へと繋がったものと考えられます。
④柏餅
柏は新芽が出てから古い葉を落とすことから、家系が絶えないという言い伝えがあります。一方、餅には胃を温めて元気をつける作用があります。
すべての子どもは未知なる可能性を秘めています。今できる事…明日からできる事…ずっと継続してできる事を考えて、元気で賢く育っていただきたいものですネ。
気になる方は、コツを教えますのでお気軽にご相談ください。