中医学理論
中医学の判断において、違う病気に対しても、症状や訴え、その性質が同じであれば、同じ漢方を使うことがあります。これを「異病同治(いびょうどうち)」といいます。また、病名が同じでも、症状や訴え、その性質が異なれば違う漢方が使われます。これを「同病異治(どうびょういち)」といいます。
そこで、今回は症状や訴え、体質や性質の判断から安定してきた体験談をご紹介します。
40代女性の体験談
6年程前、脳腫瘍で手術…その後、放射線と抗がん剤治療をして安定しておられたとのこと…
4年後に検査で再発…星細胞腫と言われる…場所からして手術は難しいとのことで様子を見ることに…
それから、毎月の検査…
平成30年1月 ご来店
ご本人の症状としては左の手足のしびれ、軽度の言語障害、時々ふらつく、ひどい肩こり…などを訴えておられました。できれば病気も進行しなくなれば…と、いうお話でした。
まずは、症状を楽にするために漢方を販売…
経過
毎月の検査状況は変わらず…
但し、体調は楽になってきた感じがする…とのこと
1年後…
検査結果が安定してきた…今後は6ヶ月に1回の検査でいい…と言われ、ご本人も喜んでおられた。
気持ちも前向きになって仕事を見つけて働き始めた
2年後…
うまく病気とつきあいながら、すごく安定しており、今後は8ヶ月毎の検査にすると先生に言われたそうです。
現在…
腫瘍がふつうの炎症に変わったそうです。
ご本人もホッとして、現在も身体づくりに、がんばっておられます。
ご本人が真摯に自分の身体と向き合い、がんばった結果だと思われます。人間の体には気持ちと生活習慣を改善することで自然治癒力が働くことを実感しました。
私も勉強させていただきました。