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人体は小さな小宇宙

人体は小さな小宇宙」と題して…

中医学では人間も自然界の一部と考えています。

そこで今回は、壮大な宇宙のお話です。

古代中国では自然界を大宇宙、人体を小宇宙と考えていた

地球は太陽系という集団の中にある。太陽系は銀河系という宇宙にある。このことから、一つのまとまりのある集合体を「」という。

人間の体も一個体として独立しており「」をなしている。そして、人の体には固有の働きをもつ数々の内臓系が存在していると考えられた。

現在では内臓系を調和する自律神経系・内分泌系・免疫系としてよく知られております。

 

観察すると自然界には二つの大原則があった

①陰陽説

宇宙に存在するすべての事物に当てはまる性質のことで宇宙はすべて対立する二面性をもっていると考えた。

例えば、一枚の紙には必ず表と裏があり、表だけ、裏だけの紙はないという事実

②五行説

世の中に存在する、あらゆる事物には「」の五つの性質に分類でき、生活を支える不可欠の重要物質と考えた。

五行説にしたがって五つの内臓系を「五臓」と考えた。

「木・火・土・金・水」の性質

木の性質は曲直(きょくちょく)

枝や根を屈折させながら真っ直ぐに天と地に向かって伸びていく

火の性質は炎上

炎は熱く上方に向かって燃えさかること

土の性質はカシヨク(カシは禾+家 ヨクは禾+薔)

カシは種をまくこと。ヨクは収穫すること。

万物の生化を表す

金の性質は従革(じゅうかく)と粛殺(しゅくさつ)

従革はいろいろな形に変えることのできる性質。

粛殺は秋の厳しい風が草木を枯らし厳粛に静まりかえった様。

水の性質は潤下(じゅんげ)

すべてのものを潤し、下に向かって流れていき、冷たい性質。

五行=五臓

木=肝

火=心

土=脾

金=肺

水=腎

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