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中医学の「気」とは…

今回は、中医学の「気」について、少し解説します。

 

気は目に見えない生命エネルギー

私たちの住んでいる地球は一瞬も止まることなく回転しています。この巨大な地球を猛烈なスピードで回転させるエネルギーは、いったいどれくらいのものなのでしょうか?…想像を絶するものがあります。そして、地球には、目に見えるものと目に見えないものが存在します。

古代中国では人間の体も同様と考え、目に見えるものを「」とし、目に見えないエネルギーを「」と考え、器は気の容器であり、両者は容器と中身の関係と考えていたのでした。

(現在では、器は臓器、気は機能を指します)

 

健康は気血の調和から…

中医学では「」と「」の調和が心やエネルギーに関係するととらえ、この関係を「血は気の母、気は血の師」と表しています。

気の源泉

気を生命エネルギーとしてとらえるとき、「先天の気」と「後天の気」の二種類があると考えています。

先天の気は両親から与えられた生命エネルギーのことで「元気原気」と呼ばれています。

後天の気は自分の力で獲得した生命エネルギーのことで…飲食物から「穀気」。肺の呼吸から「清気」。穀気と清気が結合して「宗気」あるいは「営衛の気」になります。

更に五臓六腑の気を「臓気」といい、肝気心気脾気肺気腎気などの機能が加わってきます。

そして、先天の気と後天の気が一緒になって「真気」あるいは「正気」となって生命を維持していると考えられております。

気の障害…

①疲れやすい、無気力、抵抗力や免疫力低下の状態を気虚といいます。

②イライラ、ストレス、ため息、不眠、生理異常、軟便・下痢の繰り返しなどの状態を気滞といいます。

③セキ、呼吸困難、胃のつかえ、げっぷ、嘔吐などの状態を気逆といいます。

「病は気から…」と言うように気の状態をしっかりさせることが健康の秘訣ですネ…気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

 

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