舌診
中医学では体質を判断する上で舌の状態も大切な目安としてとらえております。舌には血液の状態、体液の過不足、からだの熱や冷え、体力の強弱などの状態が反映していると考えております。
舌診のタイプでは…
紫暗舌→血於
振戦 →気虚・肝陽上亢・熱極生風
短縮 →寒盛・陽虚・肝陽化風
歪斜 →気虚血於
痩舌 →気陰両虚・陰陽両虚
裂紋舌→陰虚・津液不足・熱盛傷津
胖大舌→気虚・陽虚・湿盛
小舌 →津液不足
白膩舌→痰湿・食積
黄膩舌→湿熱
剝舌 →陰虚・胃気虚
滑舌 →湿痰・寒証
このように、人それぞれの虚実寒熱の判断材料として活用されます。また、それぞれが重複する場合が多くなります。
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