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中医学の内臓論 肺臓編

五臓の肺

五臓の肺は、今日の呼吸器系にほぼ相当しています。中医学の肺の作用は清気(酸素に相当)を吸い込み、濁気(二酸化炭素に相当)を吐き出すことで「」を主り、幅広い機能を有する働きがあります。また、五臓の中で唯一、外気に触れる臓器でもあります。そこで、連載4回目は「肺」のお話です。

現代医学の肺臓の解説

肺は体の胸の部分に位置し、気管や心臓と繋がっている臓器です。右肺が「上葉・中葉・下葉」に分かれ、左肺が「上葉・下葉」という袋に分かれています。大きな役割は「呼吸」と「血液循環」です。肺は心臓と共に酸素を含んだ血液を体内に循環させる役目を担っております。

中医学における肺の役割

中医学の肺は、今日の鼻、のど、気管支、肺胞に属する器官です。そして重要なことは、皮膚、毛孔も肺の一部であると考える点です。これは、古代中国において、すでに皮膚呼吸が知られていたことの証明とも言えます。その作用や働きは以下の通りです。

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①肺は気を主る

肺は清気を吸い込み、脾の穀気と結合させ、宗気というエネルギーを生成します。宗気は心臓に入り血行を促しながら全身に配給され、各器官の機能維持に作用します。

②肺は宣発(せんぱつ)と粛降(しゅくこう)を主る

宣発とは空気を吐き出す作用に基づいており、体の内側から外側へと向かう生理機能のことです。粛降とは吸気に基づいており、上から下へと向かう生理機能にあたります。

③肺は嬌蔵(きょうぞう)である

嬌とは、なまめかしいとか美しい、愛らしいなどの意味。つまり、肺という臓器は、やわらかく滑らかで、傷つきやすいということです。

④肺は皮毛に合す

皮膚呼吸がすでに約2000年前に知られていたことを示す言葉で、アトピー性皮膚炎や慢性皮膚疾患に役立つ知識です。

⑤肺は鼻に開窮(かいきゅう)する

鼻は肺の体表部への開口部であるということです。

⑦肺は金に属す

五行説から肺は金の性質を持つということ。金は金属のことで「清浄」や「水を生む」性質があります。色は白

呼吸器系のことで、お悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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