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中医学の内臓論 心臓編

古代中国の考えから…

古代中国では自然界を大宇宙、人間を小宇宙ととらえていました。そこで、人間のことを知るためには大宇宙を知ればよいと考え、陰陽説と五行説の法則が生まれ、五つの内臓系統があるとされました。

人の心(こころ)が宿す内臓が心(しん)です。また、今日の血液循環の作用も心(しん)の働きとされております。そこで、連載2回目は「心」のお話です。

現代医学の心臓の解説

心臓は握りこぶしくらいの大きさの筋肉でできていて、重さは約200~300㌘ほどです。その働きは体全体に血液を送り出すポンプの働きです。

中医学における心(しん)の役割

主な役割には、心(こころ)の働きと血液循環の二つがあります。心(こころ)は大脳皮質に相当し、血液循環は心臓の作用に相当します。

古代中国において、心(こころ)は胸に宿ると考え…

驚くと胸が動悸する

悲しいと胸が締めつけられる

苦しいと胸がかきむしられる

……などなど、胸と心(こころ)は密接につながっていて、その作用や性質は以下の通りです。

(以下、心=シンと読んでください)

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①心は神(しん)を蔵す

精神活動の中核であるという意味です。健忘、不眠、痴呆などの症状などが現れてきます。

②心は血脈(けつみゃく)を主る

循環器をコントロールする責任者であるとされています。

③心は五臓六腑の大主(たいしゅ)

臓腑の中心であるという意味。

④心の華は面に在る

心の状態は顔面にあらわれるということ。

⑤赤色は心に属す

顔が妙に赤いのは心の障害が考えられる。

⑥舌は心の苗

舌は心の状態をあらわすとされています。

⑦心は火の性質を持つ

火は熱く、上に向かって燃え、赤い性質の代表格。

⑧心の志(し)は喜び

喜びという感情は心につながるという意味。

⑨苦味は心に入る

苦味は少量だと心を助け、過量になると害します。

⑩心は言語を主る

ろれつがまわらない、言葉を忘れる、趣旨がまとまらないなど。

⑪心は熱を嫌う

熱が高くなると胸のあたりが苦しくなります。

⑫汗は心の液

心が弱ると少しの動作でも汗が流れるようになります。

精神的な症状や血行不良などは心の状態と関係がある場合があります。気になる方は、お気軽にご相談ください。

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