人生とは…
「人の人生は出生に始まり死を迎えて終わる」と言われています。
例えば、ボールを空に向けて投げると放物線を描いて高く上がり、やがて地面に落ちる…同様に人の一生も子供から大人になり、やがて年老いる…という生命の盛衰があります。
今回は中医学の面から人生の教訓を見てみましょう。
人生=腎精
中医学では生命の盛衰に深く関係しているのが「腎」という内臓であると考えております。五臓のうちで腎の働きは尿の排泄や水分調整の作用はもとより、生命エネルギー源を蓄えていると考えており、この状態が衰えることを「腎虚」と言います。
腎虚になると…
動作が鈍くなり精力が衰えます。骨がもろくなり、歯もぐらつき、健忘が進み、保守的に頑固になります。無気力になり、聴力や視力が衰え、からだが乾燥し、尿もれなどの排尿障害の症状が現れてきます。
予防として…抗老防衰
人は誰でも年とともに腎虚になることは避けれません。それでも心掛けによって進行を遅らせることができます。また、近年では若い世代の兆候が増えてきております。
生活習慣を見直して、それぞれの体質に合った漢方などで身体を正していくことが大切になってきます。
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